宇野千代きもの、小紋、草木染、藍染等、埼玉県熊谷市の着物(きもの)染色工房

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アランの肖像画

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恋愛に限らず何事にもまっしぐらと進むのが宇野千代流で、尊敬する人についてもそれが言えます。
宇野先生は昭和26年2月から3ヶ月ヨーロッパを旅行しました。そして4月2日にパリで彫刻家の高田博厚に案内され晩年の哲学者アランの家を訪れました。そこでアランから本を贈呈されました。帰国してからはアランの本を読むことに熱中し、私の先代にもアランの「幸福論」を読むように勧めていました。写真は宇野先生からいただいたもので、アランの肖像画の複製です。アランの「幸福論」が晩年の「幸福は幸福を呼ぶ」と言う生き方の原点になっているのではないでしょうか。

「青山二郎の眼」展図録

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写真は「青山二郎の眼」展の出品図録です。この本の作りはとても凝っています。本のカバーは二郎所蔵であった光悦の山月蒔絵文庫の表にある山月の蒔絵が印刷されています。そして、普通はなにも印刷しない内側にも山月蒔絵文庫の裏側の鹿蒔絵が印刷されています。この図録の制作には「青山二郎の眼」展の企画者である白州信哉さんがかかわっています。
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開いたページの陶器は白州正子さん旧蔵でもある赤志野の香炉です。先日放送されたNHKドラマスペシャル「白州次郎」の中で、市川亀次郎扮する青山二郎が中谷美紀扮する白州正子に「何か骨董を買っているのか?」と言う問いに「赤志野の香炉を買いました。」と答えた香炉です。もっとも、そのドラマは事実に基づいたフィクションとことわりがあるように、その場面は全くのフィクションです。しかし、青山先生の陶器の時代づけなどが描かれて、興味深いシーンとなっていました。

熊谷桜を育てる会

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                            指導する小山先生
熊谷桜は古く世に知られた桜で和歌などにも詠まれ、江戸時代の桜の書物「怡顔斉桜品」や「大和本草」にも名が出ていている貴重な桜です。早咲きの彼岸桜よりも少し早めに開花するので、一の谷の戦に熊谷二郎直実が平山武者所季重とがさきがけを争った故事にちなんで桜のさきがけという意味で名付けられています。宝暦2年の熊谷古絵図には石上寺境内に描かれ、「忍名所図絵」にも「石上寺境内に数樹あり花のころ美麗なり」と記されています。残念なことにこの桜は荒川の氾濫で流されてしまい、また幕末の混乱で多くの名物桜が失われたこともあって幻の桜となっていたのでした。私たちは熊谷桜を探していましたが、桜分類の権威川崎哲也氏の協力によりこの桜を見つけることができました。花の色は淡紅色で小輪八重咲きの美しい桜で、大木にならないので狭い庭や鉢植えで育てるのに適しています。現在では石上寺や中央公園などにあります。桜ファンクラブでは(財)日本花の会の協力を得て長年幻の桜となっていた熊谷桜の増殖に努めてまいりました。今月下記の通り(財)日本花の会より小山徹先生を講師にお迎えして、熊谷桜の接ぎ木講習会を行います。ぜひ皆さんも美しい熊谷桜の接ぎ木に挑戦して下さい。皆様のご参加をお待ち申し上げます。

熊谷桜を育てる会
日時 9月13日(日)午後1時30分より
場所 熊谷市緑化センター(中央公園内)
会費 2000円
参加申し込みアドレス unochiyo_sensyoku@yahoo.co.jp

藍染め麻暖簾「露芝」

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暖簾は元々、中国で部屋の入り口にかけ室温を保つために掛けた綿入れの布のことで、その後、軒先に張って日除けにした布を指すようになりました。
麻の暖簾は涼やかな夏のインテリアです。この麻暖簾は露芝(つゆしば)の文様を藍染めしたもので生地の麻生平(きびら)の質感と露芝の文様、藍の色彩とがマッチして一層涼しさを演出しています。露芝は芝草(ススキ)の細い葉に露が玉のよう結んだ様子を意匠化した文様で涼しさを象徴しています。露という小さくはかない天象を愛でるのも、日本人らしい繊細な感性といえましょう。

「青山二郎の眼」展

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青山二郎さんについて書かれた本は宇野千代さんの「青山二郎の話」が昭和52年に、白州正子さんの「いまなぜ青山二郎なのか」は平成3年に出版され、別冊太陽「青山二郎の眼」が出版されたのは平成6年でした。そのころから青山先生を知る人は着実に増え、「青山二郎の眼」展がMIHO MUSEUMで開催されたのは平成18年9月1日からでした。この展覧会を企画したのは白州正子さんと小林秀雄さんの孫に当たる白州信哉さんでした。
MIHO MUSEUMの後、平成19年1月26日から3月4日まで愛媛県美術館で、4月6日から5月13日までは新潟市美術館、6月9日から8月19日まで世田谷美術館でと全国4ヶ所で開催されました。
私は世田谷美術館のオープニングに行きました。自動電話箱や紅志野の香炉など初めて見るものや、「たんぽぽ」などヴィラヴィアンカで手に取った懐かしい名品が並んでいました。

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