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宇野千代きもの、小紋、草木染、藍染等、埼玉県熊谷市の着物(きもの)染色工房

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桜図譜

桜の研究者であられた故川崎哲也先生の描かれた桜を載せた桜図譜がアポック社から刊行されました。川崎先生は18歳から植物学者牧野富太郎博士から植物全般と植物画について教えを受けておられました。
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桜図譜では川崎先生が「牧野式植物図」の手法を駆使して描かれた90枚の精密な桜の絵が載せられています。細かい部分は解剖顕微鏡を使い観察し、玉毛(白猫の毛)を使った極めて細く、短い「点付筆」と墨で線が描かれ、彩色されています。
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その中には熊谷桜も載っています。この桜は牧野富太郎邸で採集したものと記録され、葉を描いた枝も牧野邸の同じ桜です。
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当然の事ながら細かいところまで良く書き込まれていて、クマガイザクラの特徴である長く赤紫の二本の雌しべがよく見えます。葉も一部分だけ彩色されています。
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このことから川崎邸の熊谷桜は牧野邸の熊谷桜が元で、この桜が川崎邸から(財)日本花の会結城農場へ、そして熊谷へもたらされた桜と言うことになります。このことは先生の妹さんの新島依子さんからも確認ができました。熊谷桜を殖やしている私たちにとって、なによりうれしい情報です。
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唐津のぐい飲み

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酒が大好きだった青山二郎さんはいいぐい飲みを沢山持っていました。陶芸をはじめた頃には沢山のぐい飲みを見せていただきました。写真の唐津のぐい飲みもそのその一つです。ぐい飲みとしては少し大ぶりで、焼きや肌もいいのですが、特に高台がおもしろくいわゆる芯がずれている高台になっています。普通に言えば失敗作ですが、こういったものを好むのが二郎流です。
当時には青山二郎の眼展で展示された「虫葉」は残念ながら見ていませんでしたが、このぐい飲みも「虫歯」に負けず良いぐい飲みといえます。

赤絵の茶碗

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青山二郎さんは宇野千代先生の古くからの友人でした。青山先生の影響で宇野先生も骨董を収集したことがありました。後に白州正子さんが所有することになる赤志野の香炉も一時宇野先生の所有でした。写真の天啓の赤絵も宇野先生の収集の一つで、先生はこの茶碗で毎日牛乳を飲んでいました。宇野先生は骨董も実際に日常使うものでした。実物は「青山二郎の眼」に陳列されていました。


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その後、天啓の赤絵を元に京都の清水で写しを造り、毎日使うようになりました。写真の写しは先代が先生から分けてもらったもので、現在でも家にいくつか残っています。当時は先代がご飯茶碗に使ったりしていました。

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