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宇野千代きもの、小紋、草木染、藍染等、埼玉県熊谷市の着物(きもの)染色工房

青山二郎の眼

jirounome


別冊太陽「青山二郎の眼「が出版されたのは1994年でした。青山先生が亡くなったのは79年ですから亡くなって15年してからの出版でした。天才的な目利きであると知っている人は以外に少なく、知っていても青山先生の文章も生き方も難解で理解するのが難しいため時間がかかったと言うことなのでしょうか。宇野先生の「青山二郎の話」や白州正子さんの「今なぜ青山二郎なのか」が出版されて、青山先生のことを知りたいと思う人が増えたことがこの本の誕生につながったといえます。
この本の構成は青山先生を研究している青柳恵介さんですが、陰の構成は青山先生と長く暮らしていた奥さんの和子さんといえます。白州正子さんが青山二郎の最高傑作と言った和子さんなしにこの本は出来なかったといえます。写真の配置にしても青山二郎直伝の和子流があり、ビラビアンカで青山先生にの指示に従って奥の部屋から骨董を運び、丁寧に箱から出していた和子さんを思い出します。
この本の誕生がその後の「青山二郎の眼」展につながっていきます。
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