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宇野千代きもの、小紋、草木染、藍染等、埼玉県熊谷市の着物(きもの)染色工房

工房内の風景

工房内部

戦後すぐに建てられた古く小さな染色工房です。頭上には型板がたくさん吊してあり、奥の壁には丸刷毛が沢山かけてあります。

工房壁面

丸捌けは鹿の毛で出来ていて、用途により大中小と有り色ごとに使い分けるので沢山必要になります。きもの自体の需要が少なくなったため、当然丸刷毛の需要も少なくなり、丸刷毛のような染色道具を造る職人もとても少なくなっています。

型板

型板は小紋染めに欠かせないもので、この型板は樅の木の一枚板で幅は46センチ、長さが7.1メートルあります。大きな板なのでもとの樅の木はさぞ大木であったことと思われます。この板は筑波山でとれた樅の木から切りだしたと先代が言っていました。型板はかなりの重量がありますが、持ち上げて頭上に吊しておきます。熊谷は終戦直前に空襲され、元の大きな工房は焼失してしまい、疎開してあった物をのぞいてほとんどの物が失われてしました。戦後シベリア抑留から戻った先代は小さな工房を再建し少しずつ型板を買って染色の仕事を再開したのでした。当時でも型板は大変な貴重品で遠く数十キロ離れた工房から型板を譲ってもらい、自らリヤカーで運んだり、売りに来た業者にお金をだまし取られたりと、型板を集めるのには大変な苦労があったようです。
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